(もう薪ストーブシーズンインですが)
ある日、薪ストーブの本に我小屋(呼称:SILKHOUSE)と同じ機種のストーブのメンテナンス方法が、写真入りで詳しく紹介された記事を見つけた。特殊な工具は必要なく、集塵機があれば可能そうな内容で、DIY出来そうであった。SILKHOUSEの薪ストーブは鋳物のクリーンバーンモデルである。鉄板タイプや触媒モデルに比べ、構造が簡単で触媒やセラミックボックスを破損させる事もない。それからはこの記事を参考に、自分でメンテナンスを行うようにしている。
ストーブの清掃は煙突掃除と同時に行う。炉内の灰を火鉢に移しておく。
トッププレートを持ち上げて外す。刷毛と集塵機で煤と灰を吸い取る。二次燃焼を行うエアーディストリビュータと呼ばれるバッフル板を外す。この部分だけがレバーでロックされており、通常メンテナンスする他の部分は載せてあるだけである。
清掃、メンテナンス前のストーブ
トッププレートを取り外し裏返し床に置く
:トッププレートの裏面は煤が多い
バッフル板はストーブトップに持ち上げて取り出す。メンテナンス作業の中で一番やりにくい箇所である。ファイバーロープが直接炎に晒され易いのか、ダメージが大きく交換する。
奥も鋳物の板を持ち上げると、耐火レンガが3枚現れる。これらも外して清掃する。
分解したバッフル板:
インナーはそれほど汚れていない
グレートは灰取り皿に灰が落ちないように自分で改造してあり、簡単に清掃する。
清掃が終了すればメンテナンスする。他メーカーのストーブにあって我ストーブになくて欲しい機能は、アンダイアン(薪止め)とウォーミングシェルフである。我ストーブの薪投入は前面扉のみであり、投入した薪がガラス面に当り、手前にこぼれやすいのである。2016年グレートを塞ぐ改造を行った際、鉄棒を曲げて自作アンダイアンをグレート改造部に取り付け目的をはたした。杣人の会で伐採や薪割りで生じた頒布出来ない材を頂きます。この木っ端はアンダイアンが高いと投入しにくいので、今回先端を削って低くした。
改造前のグレートに取り付けられたアンダイアン
清掃に使用した道具類
トッププレートはシーズン中のプレート上の料理、湯沸かし等の吹きこぼれで汚れる。長年そのまま使用して錆が生じた。ワイヤーブラシ、コンパウンドで錆を落とし耐熱塗装スプレーを吹付けた。
炉内に灰を戻して、仕上げに全体にオリーブ油を塗って終了である。
清掃後の炉内
清掃メンテナンス後のF400
プロに任せれば半日もかからない作業らしいが、私は一日かかりへとへととなる。
しかし、コスト削減で内部構造もわかり前年の焚き方の結果も解るメリットのある作業である。何より1シーズン暖めてくれたストーブに感謝しながら作業する。
尚、作業は6月下旬に行った。
会員SW
杣人の会

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